日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

脱ゲーミフィケーション 生活を楽しまないほうがいい時もある

 

 

 

 

 ゲーミフィケーション。普段の生活の中に「ゲームのような」仕組みを取り入れることで、本人のやる気を引き出す仕組みです。

ですが、この仕組みも、しっかり狙ってやらないと逆効果です。

 

 

 

www.nogame-nolife.online

この週末は仙台でスタート。

仕事終わりに一泊して、仙台駅前をウロウロしていました。

ニュースで聞いていたように、コロナの事を知ってか知らずか、人混みが普段通りに戻ってきましたね。

商売している人は安心かもしれませんが、健康は?ちょっと気になるところです。

 

今日の話題はゲーミフィケーションです。

過去何度か記事にしたこの言葉覚えていただいてるでしょうか?

 

例えば、楽天市場のステージランク。

自分のステータスが、ブロンズから、シルバー、ゴールドにレベルアップすると、ポイントの優遇や、特別商品の紹介などのサービスを受けられます。

このレベルアップの仕組みはドラゴンクエストの仕組みにそっくりです。

 

次も楽天楽天KOBOのバッジです。

f:id:karasumiyama:20200927022438p:plain

あなたの読み方に応じて、特別なバッジとともに「表彰」してくれます。

これも最近発売されているゲームでは当たり前に組み込まれている仕組みです。

 

「揃えたい」「集めたい」という心理に応えて、ゲームのように読書を促しているんですね。

 

 

その他にも、こんな仕組みが海外にあります。

greenz.jp

法定速度をオーバーすると罰金、、、、ではなくて。

法定速度を守っているとプレゼントがもらえちゃう。素晴らしい仕組みです。

 

ルールを破らずにいると、プライズ(賞品)をゲットできる。これもゲームから応用した仕組みの1つです。

 

この事例だけでも、皆さんの周りや海外でゲーミフィケーションがたくさんあることがわかります。

ゲームをしているわけではない。でも、知らず知らずにハマってしまう。これがゲーミフィケーションの魅力なんです。

私がこの仕組みを知ったのは30代前半のころ。1冊の本を読んだことがきっかけでした。

 

それから、国内外のゲーミフィケーションの本を読み漁りました。

 

本業ではないので素人考えではありますが、仕事にも応用しています。

遊ばせる技術で人のやる気を促せる。新しい仕事の生活の仕組みですね。

 

 

ただ、今回のブログはタイトルにある通り、ちょっとネガティブな話をします。

ゲーミフィケーションに参加しない時も必要、という注意喚起です。

 

ここまで読んでいただいた方の中には、何でだ?と思う方がいらっしゃるかもしれません。

楽しんで、やる気が出る仕組みなんでしょ?それは間違いありません。

 

ですが、ゲームにも名作とクソゲーがあるように。

ゲーミフィケーションにも、クソゲー(面白くない、だめな作品)があります。

 

そういったゲームは、よほどそういう仕組みが好きでない限り、距離を置いたほうが良い。というのが今の考えです。

 

 

ではどんな仕組みがクソゲーにあたるのでしょうか。

いくつかポイントがあると思いますが、今回は次のようなものをご紹介します。

 

 

 

 

 

  1. 強制されている
  2. その人の価値観に合わない
  3. 誰かの都合で動かされている

 

1強制されている

f:id:karasumiyama:20200927023134j:plain

 これは、言葉通りですね。

強制されて楽しめる人は少ないです。私もテレビゲーム、ボードゲームが大好きです。

ですが、会社からこんな指令が来たらどうでしょうか。

「1日6時間以上モンスターハンターをプレイすること」

もうそれは遊びではなく、仕事です。

いつでも始められる、いつでもやめられることが大切です。

 仕事の場合、いつでもやめるのは難しい。ただ、それでも本人のやる気を促す仕組みを作ることは可能です。

それが、自分の意思に反して強制されているような状況だと仕組みがうまく働きません。達成不可能なノルマであればなおさらです。

 ノルマ(目標)自体はゲーミフィケーションの1つになるものなのに、全く機能しない。それどころか、本人を潰してしまう事になりかねない。

働いている方はこのノルマという言葉にポジティブな印象よりも、悪印象を持っている方が多いのではないでしょうか?

 それは言葉自体の良し悪しではなく、設定している側に責任があります。本来モチベーションをあげるきっかけになるものが、0か、マイナスにしかならないクソゲー止まりになっている状態です。

 

2その人の価値観に合わない

f:id:karasumiyama:20200927023158j:plain

 人によって好きな遊びが違うように、ゲーミフィケーションの仕組みにも人によって合う合わないがあります。

 

勝ち負けが好きな人、箱庭を作るようにデザインする遊びが好きな人。人との協力遊びが好きな人。全く同じ趣向の人はいません。

 それを無視して一律同じ仕組みを当て込もうとすると、必ず「落ちこぼれ(そのルールに合わない人)」が出てきます。

別の仕組みならやる気が出たかもしれないのに、です。

 

 部下を持っている課長さんを例にとってみましょう。

 

その会社は法人にシステムを売り込む会社。営業マンは飛び込み、ルートセールスを駆使して、数百万、数千万の契約を取るために日々走り回っています。

 会社のホワイトボードには、営業マンの名前が並べてあって、その横には、契約数と金額が書いてある。

誰が一番稼いでいて、誰が稼いでないか、一目瞭然です。

「君は同期の中で一番契約をとってるね、やるじゃないか!」と課長さんは一番契約をとっている部下を褒めちぎります。

 

 リーダーボード・・・遊び(ゲーム)結果を一覧にして勝ち負けを競う。

 

 ゲーミフィケーションの代表的な仕組みの1つです。

 

この褒められた営業さんはとてもいい気持ちかもしれません。冬のボーナスも期待できそうです。

 ですが、そのホワイトボードに、契約数も金額も記載されていない、営業不振の人がいたらどうでしょうか?

彼(彼女)にとって、その表はストレス以外の何者でもないかもしれません。

 

 そういった勝ち負けに楽しみを見いだせる人ならばいいでしょうが、必ずしも全員がそうとは限りません。

比べられることで、楽しみよりも、ストレス、劣等感を感じてしまう人もいます。

 

 それに気づかない。もしくは、「そんな気でいるから、いつまで経っても契約が取れないんだ!」と課長が苦言を伝えていたとしたら、、、

 そんな仕組みは無いほうが会社と彼(彼女)にとって心を病む要因が1つ減らせるかもしれません。

 

3誰かの都合で動かされている

f:id:karasumiyama:20200927023235p:plain

 これはなかなか気づきにくいポイントです。

先程もお伝えしたとおり、ゲーミフィケーションは、仕組みを仕組みとして、表立って動くことが少ないです。これからゲームしますよ〜〜とは言ってくれません。

 

気付いたら、ランキングに載せられていたり、楽天ゴールド会員になっていたりする。人の承認欲求や、充足欲求を刺激するような仕組みがそこかしこに点在しています。

結果、いつの間にか知らない人と「競い合わされて」いたり、「欲しがりの人」にされていることがあります。

それが、売り手、買い手どちらのためにもなれば良いのですが、必ずしもそうとも言えません。

 

ゲーミフィケーションは、「仕組みそれ自体は悪用されうる」のです。

 

本当は、ただネット上で買い物をしたかっただけなのに、

「あと900円使ったら、シルバー会員から、ゴールド会員になれますよ!」

と言われたら。

 

買い物をした感想(レビュー)を売り手に伝えようとしたところ、

「この3件分レビューを書いたら、レビュアーとしてのレベルが1つあがりますよ」

と言われたらどうでしょう?

 

いつの間にか本来の目的から意図しないレベルアップに目的がシフトしていないでしょうか?

これって、自分由来のやる気でしょうか? 

 

 

以上、3つほど事例を出してみました。

気づかない間に、促されている。自分が決めたように思わせられて、人の都合で動かされているかもしれません。

この感覚に気付いたとき、とても違和感がありましたし、これまでの購入習慣がいかにこのちょっとした一言で操られていたかと思って怖くなりました。

 

そういったわけで、ゲーミフィケーションに強い関心を持ちながらも、場合によってはそのゲームから降りる(やめる)という判断も大切だと気づかされました。

 

ゲーム(遊び)の話、と見せて、実際は皆さんの生活のいたるところに隠れている仕組みです。

無意識の内に競い合わされたり、参加させられたり、買わされていませんか?

 

ストレスに感じることがあれば、早めにゲームオーバー(終了)しておくことをおすすめします。

 

生活は本来ゲームではない。

望まないゲームで楽しみ(?)を強要される時間を減らす。そしてもっと自分の時間を手に入れる。

市場の仕組みに流されない生活がしたい!というお話でした。

 

以上、ご一読いただきありがとうございます。