日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

不自由、生きづらさを不幸と直結させない 意思の力を「ハガレン」から学ぶ

 

 

 

 

こういう1コマに出会えるから、夜のマンガ読書はやめられません。

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鋼の錬金術師

2001年から月間ガンガンで連載されていたダークファンタジーです。

ファンタジーといっても、魔法(作中では錬金術)や怪物が出てくるだけの話ではありません。

軍閥政治、他国との外交、内紛、民族紛争。

実世界の問題を取り込むことでリアリティを増している一作。人気が出たのもうなずけます(私は完全に乗り遅れ派です)

 

昨日は近くの銭湯でゆっくりするついでに、休憩スペースでこの作品を読み直していました。大きな銭湯は漫画喫茶気分で楽しめる、マンガ好きにはもったいないほどのスペースです。

 

お恥ずかしながら、10巻くらいまで読んで、それ以降読んでいなかったのです。結末を知らないまま時間だけが過ぎていました。

 

自分にとって新雪に足跡を残す気分で読んだ続き。その中で出会ったのが冒頭の1コマです。

 

錬金術の実験失敗で、肉体を失ってしまった、主人公の弟(アルフォンス)

自分の魂をかろうじて空の鎧に憑依させているだけの存在です。

 

肉体が無いので空腹を感じない。眠気もない。痛みもない。

本当に自分は存在しているのか?と悶々とする日々を過ごしている。そんな身体を相手に憐れまれた時に、思わず返した反論です。

 

不自由を不幸と直結させるな。

 

思わず誰もが、可愛そうだ、不幸な人だと思ってしまいそうな状況にあっても、その人本人が、そう思っていなければ不幸ではない。

肉体を取り戻すために危険を冒す。

その中で悩んだ末の答え、彼の意思の力に、はっとさせられます。

 

自分が、「一見不幸なこと」に直面しても、すぐには騙されない。

それは何かが足りないだけ、不自由なだけで、ちょっと生活が難しくなっただけ。

逆に無いことで、気付けるものがある。作中では、錬金術の真理や兄弟愛に気づくきっかけになります。

 

そう考えられれば、偏った見方から離れた、心の柔軟性が保てるかもしれません。

 

ハガレンのキャラクターに着目すべきは錬金術以上に、その考え方。

残りの巻が楽しみでなりません。

 

 今週も銭湯へ行こうかな〜〜