日刊あるなし

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【保存版】西郷隆盛〜志のために裸一貫でかけぬけるミニマリスト!

朝の読書会のテーマ本で西郷隆盛の遺訓をまとめた南洲翁遺訓を精読しました。

彼の魅力は、短文で、彼の情熱が伝わってくること。

そして、自分の身なりに気を回さない(回す暇がない)ほど質素、一徹な生き様です。

備忘のためにまとめます。

 

【5分で読める記事です】

昨年のNHK番組、100分DE名著でテーマになった西郷隆盛メッセージ集です。

短文でまとめられたコンパクトな一冊ながら、とても現代にも通用する強いメッセージが多く、刺激になりました。

 

明日読書会で読み合わせをするので、それに合わせて、改めて読み直しました。

今回は好きな段落(フレーズ)をいくつか抜き出してご紹介です(西郷隆盛が誰かは・・・説明不要ですよね?)

 

若い時からもう禅を学ぶ

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私が禅を本格的に学び始めたのは30代。

西郷さんは10代の頃から、お坊さんに直接禅を学び始めています。禅といえば、無為無心。銀閣寺といった建築物にも表されるように、シンプルイズベストな思想です。

流行を追い求めたい年頃から、こんな価値観の中で育っていたんです。

彼の境遇を読むと、若いときから、地元(薩摩藩)のお世継ぎ騒動を巡って、親しい人物が厳しい処罰を受けています。中には切腹の罰を受ける人も。

3食あり、安全からは程遠い生活の中で、せめても心の平安を望んだのかもしれません。

 

30代のころ、2度死にぞこなう

自分の命が軽いのか、御恩と奉公の気持ちが強すぎるのか。

彼は2度、自分の命を捨てようと決めます。

 

 一度目は、自分をもり立ててくれた薩摩藩領主、島津斉彬(なりあきら)が亡くなった時(殉死)

 二度目は、自分の相談役であり、人生の師でもあった住職、月照が政治的に追い詰められた時(これは船から飛び降りて心中しようとしました)

 

こんなエピソードから、すでに彼の中では、「自分の命よりも大事なことがある」という価値観があったんでしょうね。

凄さは認めますが、なかなか真似できません。

 

学べるとすれば、

自分の大事にする考え方や関心が高い分野に、文字通り命がけだった。

というところでしょうか。

ちょっと種類がは違いますが、

靴下を上手に履けなかったアインシュタインとか、

服を選ぶ時間を惜しんでいつも同じ服を着ていたスティーブ・ジョブスにも

通じるものを感じます。

自分にとっての優先順位が、誰の目にも明らかなほど、明確であったということです。

 

徳がある人には立場を与え、実績がある人にはお金をあげる

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昔から知っている、そして西郷さんのとても好きなセリフです。

 

実績を出したからといって、不釣り合いな役職や立場を与えるのはよくない。

なぜなら、その立場は、たくさんの人に影響を与えるからだ。成果をだしたならば給与(ボーナス)で報いましょうっていう話です。

 

うーん、これができればできる営業マンも納得するし、マネジメントも上手く行きそうです。

ただ、人徳、人の器は数値化しづらいのも事実。

 

昨今ですとEQ(心の知能指数)といった数値も権利を得てきていますが、昇進昇格に直接使っている事例は、、、少なくとも当社はありません。

 

政治家はかくあれ〜政治家以外も、かくあってもよいですよね

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  • 己を慎む
  • 奢りたぶらない
  • 無駄遣いしない
  • 国民の努力に感謝する

この言西郷さんが存命の時から政治家に対する戒めの言葉です。昔のセリフですよ?

 

150年経っても権力を得た人の修正は度し難いまま。

麻薬やタバコと同じですね。目の前にある力に溺れない自制力。

名声や利益、無駄に華美な装飾を目的と履き違えない注意深さ。

 

政治家でなくとも管理する立場の人誰もが身につけたい能力です。

 

思っていることと、することを一致させよう(知行合一

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陽明学の教えであり、遠くインドのガンジーも言っているこのセリフです。

 

「自分の哲学を行動として貫ければ、それが幸せ」というガンジー

「辛くなったからといって、自分の志を貫けなければ恥」だという西郷

 

モチベーションは違えども、思っていることと、することを一致させるという点は同じです。

 

思っていることができない、

思わず何かしてしまう。

どちらも、自分らしさ、主体性がない生活といえます。

他人に無理やりさせられる勉強、思わず飲んでしまっているお酒。

それは幸せにつながるのか?

 

人によっては後から合理化するかもしれませんが、私にとってはノー。

ノーで有りたいです。

 

言葉通り、思い通りに生きること。ただ呼吸するだけでも、毎日のお昼ごはんを選ぶだけでも、思い通りになるところを見つけることが大切。

その気持ちと重なるような教えです。

 

補足ですが、西郷隆盛さんは、朱子学や、それに類する水戸学という学問に通じていたそう。

朱子学は「何が正しくて、何が間違っているか」白黒はっきりさせる学問であった、と私は理解しています。

ですので、西郷さんは「だめなことには、NOと言える日本人」そして、それを行動ではっきりさせていた。

代表的な日本人の1人と言えますね。

 

人採用するときに「とにかくいい人」を選べばいいってわけではない

小人(徳が薄い人)であっても得意技があるという話。得てに帆を上げて、得意なものをでチームワークしましょうという話ですね。

最適な役割に、最適な人を任命する。素敵な考えです。

誰もが活躍できる機会ができるからです。

 

「どんな役割でも働ける」スーパーマンを採用する時に夢見がち。でもそんな人はいても一握りですよね。

理想は高いけれど、現実も見つめている。終始一貫現場主義を貫いた西郷さんならではのセリフです。

 

人間の知恵というのは、技術開発ではなくて・・・

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国に尽くし、上司忠誠を誓い、親に孝行することに心を開くことだそうです。

 

このあたりは、令和を生きる私にとっては少しピンときませんでした。

私自身、愛国主義者という自覚がなく、会社に一生を捧げる覚悟ももっていないからです。

 

ただ、

心のもちよう、気持ちのあり方が、技術に優先する

という考え方には賛成します。

技術は手段。

そこから生み出される効果効用で生み出される「気持ちが」何より大切です。

 

文明とは、道理が広く行き渡っていることで・・・

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建物の豪華さや、服装など、外観の華やかさでみていると、その人たちの野蛮で、文明とは言えない姿を見逃す。

 

現代のニュースを見ているかのようなセリフ。ワクワクしますね。

 

いわゆる先進国が、後進国よりも文明が進んでいるのか?

技術の発展=文明の発展と混同していないか?

 

ちょうど文明開化の時期(19世紀)は、欧米列強が植民地を世界各地に広めていた時代。

支配する人たちは富み、される側は貧する。トレードオフな世界でした。

彼にとっては、物量、規模の多少に価値があるとはとても思えなかったのでしょう。

世界規模の価値観、イデオロギーであっても、自分が思う人道理(いわゆる天命)と違うならば、違うと言える。

迎合しない独立独歩の物言いに、しびれます。

 

 

自分を100点満点だと思わない

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自分が間違っているかもしれない。

 

そう思えるから、人の忠告にも耳を貸せる。

うーん、諫言耳が痛い。

総じて、「自分(が知っていること)は正しい、他人が間違っている」と思ってしまいがちですからね。

それにしても、あれだけの部下を率いて江戸幕府を苦しめた人が、これを言うとは、恐るべき謙虚さです。

 

まとめ 

 本の中で特に印象が強かったメッセージを抜粋してみました。

彼をミニマリストの一人として書いてみましたが、おそらく彼がこの言葉を知っていたとしても使わないでしょう。

 

なぜなら、彼が志(目的)に実直だった「過程で」質素であったからに過ぎないからです。

自分の夢に一心不乱集中していたら、結果的にミニマリストだった。そう思います。

 

心のよりどころが、

「(肩書やモノを)減らすことにあるのか」

「(夢や目標を)目指すことにあるのか」

ミニマリストってなに?と考え直すきっかけになりそうです。

 

鹿児島出身のお侍さんはまだまだ人を刺激して止みません。

 

以上。ミニマリスト有名人の回をお送りしました。

長文お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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おまけ:翌日行った読書会の雑談メモです

 

・権力の誘惑は強い。そういう時に「徳」がないと、すぐに悪い権力者になってしまうから。功績ではなく、徳がある人間を上につけた方が良い。

儒教的な考えを地肉化した人。

・西郷のマインドセットのきっかけは尊敬スべき先輩たち(任務を放棄してでも町民を守る人)

・現実と儒教朱子学陽明学)を両方しっていたからこそ、そのギャップに苦しんでいた。特に朱子学は正義論、陽明学も政府転覆を発想があった?ただし、日本に入ってきたときには、革命的な部分は無視されているように。

・西郷は理想主義者→現実を合わせようとする。

・上司は完全無欠だと思わない

 cf.○○○○ステーキの社長、アレキサンダー

・死に損なう(九死に一生を得る)体験は、物事の優先順位を見極める絶好の機会なのではないか。

cf.伊那食品の社長、ダイエーの社長、、、、

 

 

島流しや牢屋に入ると、(非凡な人にとっては)自分との対話が深まる

 (ガンジーマンデラ、サダド大統領、V.E.フランクル

・自己や自己が属する集団の利益を優先してはならない(現代への皮肉)

・藩優先の思想を崩すためにも、儒学はうってつけだった。

・上司(斉彬)が急逝したから、藩を抜け出て、世界や天を見れるようになった。

・徳のある人間を上に置く、天皇に最終決定権があるという。

・ どのセリフにも出典がある→儒教や学者が根底にあり、西郷隆盛が現実に即してまとめたこと(フレーズ) cf.堀江貴文

・本人が書いたわけではない→より強い説得力(ソクラテスのセリフ・聖書)

・徳を高めるのが第一、そのために衣食住を過不足せず用意する。次武力をもって国を守る。

・工業化には否定的。農村の解体防止が最優先であった。

・公家よりも現場の民が大切。

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