日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

子供の名付けをする時に、いちミニマリストが気にかけるポイント

30代ミニマリストが生まれる子を名付ける時、吉田兼好さんの言葉を思い出します。

これから子供が生まれる時、どんな風に名付けるか?一生に一度のことで、悩んでしまいますよね。

f:id:karasumiyama:20191014155904j:plain

 

かくいう私もまさにそのステージ。2人目の子のために名前を考えている真っ最中です。使える漢字は、通常使わない字体も含めて2999字体(2017年9月現在)この候補からたった1文字(2文字)を選ぶのです。

普通に考えていると、選択肢が多すぎる。かんたんには決めきれません。これに、奥さんや家族が入ると、さらに混迷は深まるばかり。何日かけても絞りきれない事態になっています。

 

こんな名付けトラブルですが、歴史を紐解くと、解決の一筋を見せてくれる人がいるのをご存知でしょうか。それが吉田兼好。13世紀の随筆家です。

f:id:karasumiyama:20191014163302j:plain


 

吉田兼好といったら、代表作は徒然草

読んだことはなくてもみんな名前だけは知っている、古典中の古典ですね。

吉田さん(馴れ馴れしい)が生活の中で思ったことを、オムニバス形式で残している随筆集です。

当時の風習について触れることもあれば、自分の好みをひたすら書く段落もある。多種多様な書き様が面白い。過去何度か話題にしている一冊です。

www.nogame-nolife.online

 

この本の中で、名付けのといったら思い出さずにはいられない段落があります。

それは、第百十六段。お寺の名前に兼好法師がケチをつける一節です。

寺院の号、さらぬ万の物にも、名を付くる事、昔の人は、少しも求めず、ただ、ありのままに、やすく付けけるなり。

この頃は、深く案じ、才覚をあらはさんとしたる様に聞こゆる、いとむつかし。

人の名も、目慣れぬ文字を付かんとする、益なき事なり。

何事も、珍しき事を求め、異説を好むは、

浅才の人の必ずある事なり、とぞ。(原文)

 今のことばで訳してみます。

  • お寺の名前をつけるときには、考えすぎず、ありのままに名前をつけたものだった。
  • ところが最近は考えすぎ、自分の能力を示そうとしているのは嫌な流れだ。
  • 人の名前も同じだ。見慣れない漢字を使おうとするのは感心しない。
  • 珍しい名前、非常識な名前をつけるのは浅はかな人か必ずしてしまうことだとか。

8世紀前と現代が結びついたかのようなつぶやき、Twitterにため息をつくばかり。鎌倉時代からDQNネームに気をもんでいた随筆家。彼の気苦労は想像に難くありません。

人里離れた山奥の住まいで、

「◎◎寺か〜〜〜ゴテゴテした名前だな、ちょっと参拝は行きたくないな」

「彼の次男生まれたの?うん、えっ?◎◎君?それなんて読むの?、、、、それはちょっと読めないな・・・」

なんてことを言っていたんでしょうね。

ですが、そのグチが数世紀経って、名付けの参考になりました。ありがたいかぎりです。

 

奇をてらって考えすぎないこと。

普段の生活に馴染まない、「特別」な名前を子供に押し付けないこと。

1日1日の生活の寄り添う、誰でも書ける漢字で、シンプルな名前をつけたいと思っています。

 

名前にユニークさは要らない。

人一人が一生かければ、それだけでユニークなんですから。