日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

【読書】わかりやすい文章を書くための一冊

はてなブログにお世話になって、もう少しで1年になります。

登録自体は数年前ですが、ここまで定期的に書く習慣がついたのはここ1年だけ。よくここまで続けられたものだと我ながら感心しています。

文章へ感心が高まり、書き方や表現方法について学ぶようになったから。理由としては、それが大きいです。ただ闇雲に書くだけではなくて、構成からいったん組み立てる。組み立てたものを時間を置いて見直す。

仕事の書類では当たり前。ですが、プライベートのテキストでは行っていなかった習慣です。

さて、そんな文章書き1年目の私が参考にしている小説家さんがいらっしゃるので、今日はその方をご紹介します。

星新一さん、SF小説家です

ショートショート(数ページで終わる短い小説)の分野でこの方の右に出るものはいないんじゃないか?それくらい多作で知られ、1997年に亡くなるまで、1001作を上梓(じょうし)したのだとか。翻訳作品やエッセイも多数手がけられています。

1作、1作、物語を1,000作以上。想像もできない量です。

 

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

 

 なぜこの人を紹介したか?その理由は、物語のすばらしさもさることながら、その文体にあります。わかりやすいのです。

読みやすい文章の条件

よく、「読みやすい文章の条件」というテーマで、ビジネス書やビジネス雑誌で特集されることがありますね。どんな分野でも、相手に伝わる文章は必須です。

その中のポイントに、「一文を短くする(長々かかない)」「専門用語を多用しない」があります。

どの方が書く文章作法でも、イロハになっているポイントです。

短文が好まれるのは、長文になればなるほど、読み手の読解力に依存するから。

専門用語を使わないのは、その言葉が理解できるかどうかが、読み手の知識に依存するからです。

逆に、読み手の知識幅が明確に分かっているならば、多用しても問題ないかもしれません。お医者さん向けに、医学用語をたくさん載せる、といった例です。

 

星さんのショート・ショートは、このルールを忠実に守っています。

例えば、作品「悪魔」の冒頭部分です。

その湖は、北の国にあった。

広さはそれほどでもないが、大変深かった。

しかし、いまは冬で、厚く氷がはっていた。

短文です。しかもわからない用語はなし。

どの世代でも、どの時代でも読みやすいように、時事ネタを極力取り込まないことも星さんの特徴だったそうですね。

 

分かり辛い=読み解くのが楽しい!という発想で読書する。そうすれば難しさもまた良いのでしょう。ですが、日頃テキストを読むときは違います。

自分の語い力にあっていたほうが、没頭できて楽しめます。

小説やブログに限らず、人に文字を使って伝える時には「短文であれ」「専門的な知識は噛み砕け(かんたん書け)」

人の心に伝える、行動を促す時の大前提として覚えておきたいものです。