日刊あるなし

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【読み手に沿う】池上彰さんの文章から学ぶ

朝起きてからの読書で専ら読んでいるのは、池上彰さんの著書です。年始に決めた目標の中に、「池上彰さんの本を読む」というものがありました。

なぜ今池上彰さんなのか?今日はその話をしたいと思います。

 

自分が日頃触れている、けれど知らないテーマに切り込んでくれる

池上彰さんといえば、元NHKアナウンサー。2005年にフリージャーナリストに転身してからも、TV番組への出演、著書を多数出版され、大活躍しています。

そのテーマは、1つに絞られません。国際情勢、政治経済、センシティブな宗教の話題まで幅広く取り上げられています。

自分の生活の周りにある。言葉も知っている。でも、それが自分の生活にとってどんな意味があるのか、どのような展望が予想されるのか。わからないまま過ごしていることが多いのです。

例えば、今朝読んだ本は経済に関する本。社会人1、2年目の方向けに書かれた本です。 

経済のことよくわからないまま社会人になった人へ【第4版】

経済のことよくわからないまま社会人になった人へ【第4版】

 

「社会人」とは銘打っていますが、個人的に中学・高校から読んでほしい本でした。お金の知識として、まず理解してほしいことが平易な文章で書かれています。

 

リボルビング払いと分割払いの違い。しっかり後輩に説明できますか? という話。

自分はもちろんですが、身の回りに知らないまま使っている人がいたら。そう思うと、ぜひ身につけておきたいものです。

個人的にへー!と思ったのは日経平均株価の計算方法のコラムです。

平均と銘打っているので、対象の会社の株価の「平均」だと思っていたのです。あれ、違うんですね。

歴史の流れで、名前だけ残ってしまった指標だと初めて知りました。これで新聞・ラジオを聞くときの理解が1つすすみました。

自分がまったく無知だった分野を広げてくれる

池上彰さんの本を読む、という視点で読み始めると、これまで興味を向けていなかった分野にも目が入ります。特にこれまで読んでいなかったのは、宗教関係。こんな本も書かれています。

大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社+α新書)

大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」 (講談社+α新書)

 
池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書)

池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書)

 

これまで仏教に関する本は個人的興味から手を出していました。

イスラム教やキリスト教は、友人との会話で雑学を手に入れる程度。自分から読み込んではいなかったのです。

池上さんのこういった著書を読むと、各宗派の考え方や、行動様式の一端が理解できるようになります。

これだけ価値観が違うのであれば、毎日ニュースで流れる事件を自分の価値のものさしだけで図ることが、いかにバカバカしいかわかります。

同じボーナスをもらったサラリーマンでも、それをどう使うかは人それぞれですよね。車を買う人、スマートフォンを買い換える人、海外旅行に行く人。だれも間違いだとは言えません。

それを「お前のボーナスの使い方は間違いだ!」と指差しで非難しないこと。この気遣いをしたいものです。 

そんな価値観の比較をしてくれる点も、池上本の魅力です。

なにより、小学生でもわかるを本当に実現してくれる文章

文章。読みこもうと思った一番の理由です。

NHKの番組で、「週間こどもニュース」という番組がありました。池上さんはその番組で子供向けに、世界のニュースを発信していたそうです。11年間もです。

通常は、専門用語が満載のニュース。これをどう伝えるか。相手は小学生です。

 

その難題に10年以上も寄り添ってきただけあって、言葉遣いや、その説明がこと細かいのです。

いったん何かの説明をしたとしても。その中で理解が難しそうな言葉があったら、すぐに補足(つけたし)が入ります。

そして、その「難しそうな言葉」のハードルが、各分野の専門家の方に比べて低いのです。

特に最近読んでいる本は、社会人1・2年生向けの本が多いので、「株式会社とは?」「金利とは?」「国債とは?」というところからしっかり説明してくれます。まあ、1・2年目向けとはいえ、10年社会人やっているからと言って、全員が理解しているかといえば、疑問です。だからこそ、初学者向けに書いてくれるのはありがたいです。

池上さんが多分野に広く携わっているからかもしれません。この言葉は、専門家では当たり前だけれども、それ以外の人には伝わらない。

誰に何が伝わるか(伝わらないか)を敏感に察しているのです。

どの専門家にも属さない、「小学生一般」と常に交流していたことで、そういった言葉のセンスを身につけられたかもしれません。

 

まとめ

知識を得るとともに、そういった相手に伝わる言葉づかいを学ぶ。

2つの意味で池上さんの著書は時間をかけて読みたい本なのです。