日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

【やりすぎミニマリスト】恩田木工という男(後編)

昨日から書いている超ミニマリストなお侍。恩田木工についてまだまだ書きます。

松代藩(長野県)の財政立て直しに乗り出した木工。

 

農民や武士には、これまで通りの生活を許しながらも、自分自身にはとても厳しい生活制限を強いていました。

一汁0菜。ご飯とお味噌汁だけの生活です。

私は、外食時には美味しいものを選んでしまう。まだこの覚悟はありません。

www.nogame-nolife.online

ミニマリストとして、彼の一番のエピソードがあります。それは人間関係についてです。

 

この人の(ミニマリスト的)真骨頂は人間関係です

お殿様(真田幸弘)より、命令を受けた恩田木工。自室に家族、親族、部下を呼び寄せます。

そして、全員に伝えます。

 あなた方との縁を今日限りで切らせてほしい

理由は1つ。お殿様からの命令を遂行するためです。

命がけで働かないといけない。人との約束を守り、信頼を得なければなりません。

そんな中、たとえ木工本人が、有言実行していても、その妻、子供、部下といった「身の回りの人間」がウソをついていたら。悪事を働いていたら。彼の信頼は失墜、改革も失敗します。

 

確実な改革のためには、自分が管理しきれない、身の回りの振る舞いを極力0にする必要があった。そのため彼は人間関係を断捨離しようとしたのです。

君らは、ウソをつくかもしれない。1つのウソが国家の大事になってしまう。

それにこれまで通り華美な生活をしたいだろう。私に合わせたら君らの生活が窮屈になる

お互いのために別れよう。

「仕事に集中したいから」という理由で縁を切る。とてつもない覚悟です。

 

確かに当時は自分が住まう国(藩)のために尽くす、という感覚は今以上だったでしょう。そのまま今の生活に当てはめるのは正確ではありません。

それにしても、相当の覚悟をもった決断に感服します。

 

ちなみにこのオチですが、家族、親族、部下一同との縁は切れませんでした。

節度ある生活を過ごすことを約束して、全員が残ることを決めます。一族郎党総出のミニマリスト生活が始まりました。

 

不便な生活、モノが無い生活は、なかなか家族には理解されません。

確かにその通り。理由もなく不自由な生き方を認める人はいません。人生の質を下げると誤解されることも多々あります。

「国家安寧のために」を旗印に家族を巻き込んだ、彼のライフスタイルは、その問題をクリアした一例といえます。

 

差しさわりがあるとしたら、

とてもじゃないがこんなセリフを言わないってことです。

マネしない事例として心にとどめておきます。

 

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 ミニマリストとしては、意見を異にする恩田木工

それとは別に、彼の人心をとらえた改革の進め方は上手いの一言。

人を立てる、根回しする、許す手法。私も身につけたいものです。

 

 

トリビアです

・この恩田木工を抜擢した真田幸弘は当時12歳。

彼も、恩田を抜擢するときには、自分の判断が反対されぬよう、力をもった親族に根回しをしています。人の心をくみ取るすごい中学生です。

・抜擢された恩田木工は29歳。その後30代半ばで病死します。

質素で健康的な生活。というわけにはいかなかったようです。

おかずも一品は欲しいものですね。