日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

【やり過ぎミニマリスト】恩田木工という男(前編)

以前、江戸時代のミニマリストとして、上杉鷹山(うえすぎようざん)という方をご紹介しました。財政が傾いた米沢藩山形県)を数十年かけて立て直したお殿様です。

 

www.nogame-nolife.online

 

この記事をリリースしたところ、友人から連絡が入りました。

「それだったら、長野県にも、恩田木工という侍がいる」というのです。

誰?なんて読むの?

そんな薄い知識から、この恩田さんについて調べてみました。すると、この方がとんでもないミニマリストだったことが分かったのです。

オンダモクと読みます

この方、18世紀後半生まれ。松代藩(長野県)の真田幸弘に使えた侍です。

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江戸時代中期、戦争という戦争もない時代でしたので、上杉鷹山と同じく、政治の面で頭角を現した人物でした。

 

江戸時代の各藩の悩み、それは「お金がないこと」

日々の国の維持から、天災への対応。幕府から要請される各種普請(土木工事や、建築工事)費用の捻出、1年ごとに江戸と国元を行き来しないといけない参勤交代など。とにかく出費が多かったようです。

今でしたら、「家賃」「地震・大雨の補修」「各種税金」「会社要請の転勤」というイメージでしょうか。

 

お金が無くなると、商人に借金をしないと立ちいきません。そしてその借金を返すために、部下(武士)の給料を減らす。支払いを遅延させる。農民の税金を増やす。そんなことは日常茶飯事だったようです。

そんな中、困窮する松代藩を救うために改革に乗り出したのが、恩田木工。当時は、大抜擢の人事でした。なんと29歳です。

 

国の家計簿改善

彼のやり方はそれまでの改革と少し違っていました。払うもの払わず、もらうものを増やすといった、あとから恨みを買うような手段を使いません。

「給料は約束通り払う」

「税金は決められた額でいい」

「無理に駆り出されていた労役(力仕事)も今後はお願いしない」

「質素倹約はしなくてもいい」

「ギャンブルも遊びの範囲であれば許す」

 

こういった、ゆるやかな姿勢で武士と農民を安心させます。

そして、家臣、農民に次のようなお願いをするのです。

「今後は、不正は許さない(これまでの不正は目をつぶる)」

「これまでのお互いの貸し借りは藩の立て直しのため無効にしてほしい」

 

先に、GIVEしている分、あとからのTAKEはスムーズに受け入れられました。数年で藩の財政は改善され、不正行為も激減したそうです。

お金の入金、出金だけでなく、それに関わる人の気持ちをくみ取った姿勢に共感が持てます。

恩田さん本人は超ミニマリスト

あれ、ミニマリストの話題関係ないんじゃない?と思った方。その通り、ここまではモノを減らすといった話題は出てきません。

彼自身の生活が、ミニマル(最小)なのです。

人に言った分、自分の生活をしっかりしないと人の信頼を得られない。

そう考えた恩田は、自分の生活や行動を制限します。

 

一汁一菜どころか、一汁0菜、つまりおかずは食べない

服は木綿のみ。今でいえば、シマムラの服だけ!というイメージでしょうか

ウソは絶対に言わない。いったら切腹

 

おかず0生活、、、私も食事を減らしていますが、食事の時のおかず0には抵抗があります。

あとウソを言わないという点。確かに大切なことですが、ウソをついたら切腹は怖い。そこまで自制できるものだったんでしょうか。

彼の場合、国の立て直しという大きな目的がありました。ですのでこれくらいの覚悟が無いと成し遂げられない。そう思っていたのでしょう。

ミニマリストとしては、もう少し楽しみもあったほうがいい。ストイックな生活を遠目で眺めるばかりです。

 

明日の後半に続けます。

 

恩田木工の財政改革に関する本。私が手に入れた本は入手困難

でしたのでこちらがおすすめです。