日刊あるなし

日常を 遊びのように 楽しく過ごす。ミニマリスト&インドア生活スタイルを日々紹介します。

今、死んでもいいように、読む一冊ですーミニマリストにおすすめの本

物騒なタイトルで始めてしまってごめんなさい。

ここ1か月、通勤電車の中で3度読み直した本があります。それが、この本。曹洞宗の僧、小池龍之介さんの「いま、死んでもいいように」です。

 

 

現役お坊さんのエッセイです 

最初に、小池さんの本を読んだのは6年ほど前、「考えない練習」でした。

当時、今以上にあたまでっかちで、知識が多い=すごい、偉い、と勘違いしていた自分の頭をガツーン!柔らかくしてくれたのが、この人の本です。

 

視覚から入る薬があるとすれば、この人の本はまさにその1冊。読むクスリ。

 

身の回りで起きていることを、どうにかしよう。そういった行動的な発想ではありません。身近でおきた、一見苦しい出来事にどう対処するか。価値観や受け止め方にスポットを当てているところが、「自分にもできそうだ!」と思わせてくれます。

また、話し方がフランクなのもよい。テレビゲームやSNS、ご自身の恋愛事情を使って、仏教的な思考を存分に説明してくれる。年齢が近いせいもあって、とても読みやすい本を書いていらっしゃいます。

 

 

なんでこんな物騒なタイトルなの?

勘違いされないように、この本は、「もう死んでしまおう」と、人生におさらばすることをおすすめする本ではありません。全く違います。もともと小池さんは書名で遊ぶというか、「おっ」と思わせることが好きな方。

『考えない練習』や、『坊主失格』など、過去にも名前で興味を持たせるのが得意な方でした。今回もその術中にはまったわけです。

 

今死んでもいい=今、ここ、この瞬間が常に輝いている ということ。

 

心の欠落感、何かが足りないという気持ちが働かなくなる。心身共に充実している状態を、「今死んでもいい(満ち足りている)」と言葉を選んだんですね。にくいです。

人生は不確実性の高いゲームです。野球のように誰もが9回裏まで試合があるわけではありません。残念ながら1回表で終わるときもある(若くして亡くなる)、逆に延長13回までもつれ込むこともある。誰にもその期限は予期できません。

私の興味上、人生はゲームのようであってほしいですが、元来出来の悪いゲームであることから逃れられないのです(寿命が読めない、不公平、ルールが無いetc)

将来に不安を覚える方がいても当然です。どうすればいいんだろうか?

そんな中、彼の「今、ここでいつでも充実した心持ちであること」という訴えは1つの回答になります。

ミニマリストの考え方

過去を後悔しない、将来に不安を覚えない。今という瞬間に専念する。

書面でこの考えに触れたときに、既視感を覚えました。これ、ミニマリストのライフスタイルを自認している方が良く使われるフレーズです。

モノがたまってくると、過去・将来に目がいっている。

「昔の思い出の品だから1つも手放せない」

「いつか使うかもしれないから手放せない」

こう(無意識であっても)考え続けると、心が散れぢれなって疲れてしまいます。

 

今日その品に心が動いているのか、たった今使っているのか。「今・ここ」の感覚の中で生きる。それがミニマルライフスタイルの1つの要素だと思っています。

この一致をみると、仏教的な思想の観点からみても、シンプルであること必要最適な品を厳選して生活することは、幸福感、充実生活の近道になりそうです。

※ただし、仏教的には、「死んだら何も残らない」。ですので、数少ないお気に入りの品すらも最終的には手放さないといけません。その域にはまだ、、、行けません。

 

書中では、上記のようにミニマルライフの勧めと読み取れる一説や、自分の人生の見方に一石を投じてくれるテーマが数多くあります。

ミニマリストの方はもちろん、仕事や生活にちょっとでも不安がある方。ご一読を。

最後に、私の好きなフレーズをいくつか引用します。ちょっと刺さるものがありましたら、続きはぜひお買い求め(喜捨)ください。

「もう何もほしくない」とうい思いこそが、最高の幸福

老いてなお盛んでなくてはならない」という強迫観念

次の欲望へと急がせる市場の誘惑

生きるとは、100%負けるゲームをプレイするようなもの

人は「自分のものだ」と執着したもののせいで、苦しむハメになる。